「格安SIMに乗り換えたいけど、いろいろあって選択に迷う」
そんな悩みを抱く方は多いのではないでしょうか?なぜなら、2017年3月末時点で格安SIMを提供する事業者の数は684社に上るとされます。
これだけたくさん格安SIMを扱うところがあれば、どのキャリアを選ぶか悩んでしまいますよね。特にプランの内容が似ているところの場合は、何が違うのか分かりにくいでしょう。
そこで、今回は、格安SIMの中でも料金帯が似ている楽天モバイルと、ビッグローブSIMについて比較を行い、どちらの格安SIMを選ぶべきか発表していきます。
利用料に応じてポイントが貯まる!楽天ユーザーほどお得な楽天モバイル
楽天モバイルは、CMなどで最近ぐんぐん契約者数を伸ばしている格安SIMです。
今までは、提供するプランの数が7つに絞られており、少し選びにくいキャリアという印象がありましたが、ここへきて一気にプランの数を増やし始めています。
始めの内は10GBまでのプランしかなかったところ、20GBや30GBの価格帯も増やすことで、スマホのヘビーユーザーに向けて嬉しい内容となりました。また、スーパーホーダイプランという完全使い放題プランも導入することで一気に人気が高まりました。
スーパーホーダイプランとは、月額1,980円で電話もインターネット通信も使い放題になるサービスです。ただし、通信速度は最高1Mbps、通話時間は一回辺り5分までが限度です。制限がきついように思えますが、実際にはインターネットや動画を見るには十分な速度で、5分間も無料通話ができるのは非常においしいサービスと言えるでしょう。
使い方さえ間違えなければ、一般的なプランよりも料金をお得にすることができます。
楽天市場と連携したサービスが魅力
楽天モバイルの大きな特徴は、毎月の利用料を楽天スーパーポイントと交換できる点にあります。利用料金100円につき、スーパーポイント1ポイントに交換が可能です。
もちろん交換したポイントは楽天市場でショッピングなどに使用できるため、楽天モバイルを使えば使うほど、オンラインショッピングがお得になるという仕組みですね。
また、楽天会員なら、モバイル契約時に「お客様情報」の欄を自動入力してくれるので、余計な手間を削減できます。こうした、細かい配慮も楽天モバイルの魅力の一つでしょう。
通話料が半額になるビッグローブ電話と公衆Wi-Fiが魅力のビッグローブSIM
ビッグローブSIMの最大の魅力は、「ビッグローブ電話」と「公衆Wi-Fi」の二つと言えるでしょう。
ビッグローブ電話とは、アプリをダウンロードすることで、国内通話料が半額になる非常にお得なサービスです。アプリを使用するための料金なども必要ありません。
例えば、ビッグローブ電話を利用して、相手がどんな端末であっても通話することが可能です。もちろん、固定電話でも携帯電話でも通話できます。また、IP電話のように、回線状況によって相手の声が聞こえにくくなる、という事態もほとんど起きません。
このようにビッグローブ電話は品質も安定していながら、通常の電話のように使えるので、ビッグローブSIMを利用している方には必須のアプリですね。
ビッグローブの公衆Wi-Fiサービスは、全国83,000という広域スポットでインターネットを利用することができます。公衆Wi-Fiを利用している際は、ビッグローブSIMで使用している通信量が全く加算されません。
そのため、公衆Wi-Fiをたくさん使用するほど、月々のデータ量を削減でき、プラン見直しで節約をすることも可能でしょう。
楽天モバイルとビッグローブSIMどちらにすべき?価格やサービスの違いは?
楽天モバイルやビッグローブSIMの簡単な特徴を紹介してきましたが、価格やサービスはどのように違うのでしょうか?
ここからは、両者のプランやサービスを比較してみて、どちらの格安SIMが使いやすいかを考えていきましょう。
価格はあまり変わらない!スーパーホーダイのある楽天モバイルが優勢か!?
価格を比較するには、楽天モバイルとビッグローブSIMの各プランを見てみましょう。
(デ=データ専用プラン、音=音声機能+データ付きプラン)
【楽天モバイルのプラン】
ベーシックプラン:デ525円、音1,250円
3.1GBプラン:デ900円、音1,600円
5GBプラン:デ1,450円、音2,150円
10GBプラン:デ2,260円、音2,960円
20GBプラン:デ4,050円、音4,750円
30GBプラン:デ5,450円、音6,150円
スーパーホーダイプラン:音1,980円
【ビッグローブSIMのプラン】
1GBプラン:音1,400円
3GBプラン:デ900円、音1,600円
6GBプラン:デ1,450円、音2,150円
12GBプラン:デ2,700円、音3,400円
20GBプラン:デ4,500円、音5,200円
30GBプラン:デ6,750円、音7,450円
両者を比べてみると、基本的なプランにはほとんど変わりがありません。しかし、20GB以上の大量データプランとなってくると、ビッグローブSIMの方が圧倒的に高くなるので注意しましょう。
また、楽天モバイルにはスーパーホーダイという専用のプランがあることが大きな特徴ですね。使用する環境に制限はあるものの、月額1,980円でインターネットや通話がし放題なのは、やはり大きな強みと言えるでしょう。
価格の面に関しては、楽天モバイルの方が優勢だと言わざるを得ません。
専用の店舗がある楽天モバイルの方がサービスの質が厚い!
サービスの充実度を測るには、利用できる店舗の多さが基準となるでしょう。なぜなら、専用店舗があるところは契約や初期設定のサポート、相談窓口などがあり、ユーザーにとって非常に助かることが多いからですね。
楽天モバイルは、全国に約40店舗のアンテナショップを持っています。一方で、ビッグローブSIMは、ヨドバシカメラやビックカメラと提携しています。
このアンテナショップと提携ショップとでは大きな差があります。単に提携しているショップではサービスの幅が狭く、初期設定のサポートのみで、契約や相談などは行えないところが多いです。
しかし、楽天モバイルのアンテナショップは、申込からアフターサポートまで全般のサービスを全て受けることが可能なので質が全く異なると言ってよいでしょう。
また、楽天カフェが併設されていたり、コンビニなどでもSIMカードを受け取れるなど、サービス品質は楽天モバイルの方が勝っていると言えます。
動作を保証している端末はビッグローブSIMの方が多い
以前から使用していた端末を格安SIMに持ち込む際、「使えるかどうか」は非常に重要ですよね?そんな時、役に立つのが、各キャリアで公表している「動作確認済端末リスト」でしょう。
このリストに載っている端末であれば、100%ではないものの、ほとんど動く可能性が高いスマホと言えるでしょう。もちろん、リストに載っている端末が多いほど、マイナーな端末でも使用できることになります。
楽天モバイルで公表している端末数は約280です。一方、ビッグローブSIMは約320ほどの端末を確認しており、後者の方がどんな端末でも利用しやすいことを表しています。
独自システムは楽天市場と連動している楽天モバイルに軍配
オリジナルサービスを比較するには、各キャリアの一番の強みを見てみましょう。
楽天モバイルの場合は、毎月の携帯利用料金をスーパーポイントに交換できるメリットがあります。楽天市場と連携しているため、楽天市場を利用することが多い方、スマホをよく利用する方ほど大きく得をすると言えますね。
一方、ビッグローブSIMの場合は、「ビッグローブでんわ」や「公衆Wi-Fi」サービスがあるものの、実は楽天にも楽天Wi-Fiサービス、そしてスマホ使い放題のスーパーポイントプランというものがあります。
そういった意味でビッグローブSIMは独自性に少し欠ける面があり、決め手がないというのが正直なところでしょう。
まとめ ビッグローブSIMよりも楽天モバイルが総合評価は高い!
楽天モバイルとビッグローブSIMを比較すると、価格こそ同じようなプランを扱っていますが、楽天モバイルの方が独自性のあるサービスを展開していることが分かります。
特に、楽天スーパーポイントとの交換ができること、そして、スーパーホーダイプランによって通話やインターネットが使い放題になる点は非常に大きいですよね?
この二つのポイントは、他の格安SIMと比べても魅力的なサービスと言っても過言ではありません。これから格安SIMを検討するという方は、ぜひ楽天モバイルを検討してみてはいかがでしょうか?