大手キャリアにご契約中の方で高額な通信費にお悩みの方はいらっしゃいませんか。近年、格安SIMサービスを提供する会社も増えており、今お支払いの通信費と比べてお乗り換えを検討されている方も多いことでしょう。これまでどおりの使い方ができるのであれば、格安SIMへ乗り換えたい!そうお考えでも、これまで大手キャリアしか使ったことがない方にとって解約する手間は非常に面倒ですよね。
こちらではすぐにでも格安SIMへお乗り換えいただけるように、大手キャリアのひとつソフトバンクの解約金や解約方法、MNPを利用したお乗り換え方法をご紹介させていただきます。どうぞ最後までご覧くださいね。
ソフトバンクを解約する前に確認しておくことって何?
ソフトバンクを解約する前には「契約更新月」を確認しておくことが大切なんですよ。「契約更新月」とは解約金が発生しない期間のことで、ソフトバンクは2カ月となっています。契約更新月以外で解約すると3,000円から10,000円の解約金がかかってしまいます。契約更新月を知れば解約金を支払わずに済む!でも、それってソフトバンクにメリットはなさそうですよね。でもソフトバンクには、契約更新月を調べる手間のかからない便利なサービスがあるんですよ。
契約更新月をメールでお知らせ「請求確定通知」
解約金が発生しない契約更新月を知るために、ショップへ行ったり、電話したりして聞くのって勇気が必要な方もいらっしゃいますよね。また、お忙しい方はこうしたタイミングもわからずに使い続けている場合もあります。そこで、ソフトバンクは多様なニーズにお応えするために契約更新月をメールでお知らせする「請求確定通知」のサービスがあるんです。
月額料金は無料となっているのもうれしいですよね。しかし、契約更新月を知りたい方ってどうしても解約のタイミングを知りたいというのが一般的ですが、それをきちんと教えてくれるなんて親切なサービスですよね。この「請求確定通知」サービスは、端末から「My Softbank」へアクセスしていただき、「請求情報・設定」から簡単に設定・変更が可能ですよ。
便利な「請求確定通知」ですが、設定していないまたは、設定し忘れている方もいらっしゃいます。こうした方には、ご契約しているプランや各種割引サービスが更新される月の前月「契約満了月内」にSMS/MMSでお知らせしてくれます。
しかし、スマホや携帯電話のようにSMS/MMSが受信できないタブレットなどをお使いの方は「My Softbank」からメールアドレスを登録・変更できますので、確認してみましょうね。
契約更新月内で解約ならいつでもいいの?~満額請求を避けるプランについて~
ソフトバンクは契約更新月を知らせてくれる優しいキャリア!と思ってしまいますが、実はそうでもないんです。
契約更新月に解約すれば確かに解約金は発生しません。ソフトバンクにはご利用料金の締め日として、「10日」「20日」「月末」と3つの締め日を設定していますが、締め日前でも後でもご利用料金は日割り計算されません。ということは、締め日を過ぎてたった一日しかご利用になっていなくてもご利用料金を満額支払わなければならないんです。
ただ、これはすべての料金プランのルールというわけでもなく、唯一日割り計算となっているのが「ホワイトプラン」と「パケットし放題 for 4GLTE」なんです。
【ホワイトプランとパケットし放題 for 4GLTEの料金】※価格は税抜表記
ホワイトプラン(通話プラン) | 月額1,000円
※ソフトバンク同士なら一定時間通話料は無料 |
パケットし放題 for 4GLTE(データ通信プラン) | 月額2,000円から6,200円
※データ通信使用量によって料金は異なる |
もし、契約更新月の解約でご利用料金の満額請求を避けたい方は、事前にこの2つのプランへ変更しておくと解約にかかる費用を抑えられますよ。オプションは「テザリングオプション」「留守番電話プラス」が日割り計算の対象となっているので覚えておきましょうね。
契約更新月の解約で満額請求を避ける方法!~プラン変更でお得に!~
満額を支払うのは絶対に嫌だ!という方は、ご自身の締め日前に「ホワイトプラン」「パケットし放題 for 4GLTE」へプラン変更をしておきましょう。締め日がいつなのかわからない方は「My Softbank」でお調べいただけますよ。
プランを変更するには「157」へお電話するのが一番簡単です。通話プランを「ホワイトプラン」へ、データ通信プランを「パケットし放題 for 4GLTE」へ変更することをオペレーターにお伝えくださいね。
また、その際に不要なオプションも全部外してしまいましょう。変更したプランが反映されるのは翌月からになります。
プラン変更時の注意として「パケットし放題 for 4GLTE」と似た名称の「パケットし放題フラットfor 4GLTE」があり、これはデータプランとして段階的に料金が変わっていく「パケットし放題 for 4GLTE」と違います。オペレーターには「フラットではない」ということを念押しで伝えておくと安心ですね。
お電話終了後にはソフトバンクからプラン変更のご案内がメールでとどくので、内容をしっかり確認しておきましょう。
ソフトバンクを解約するならショップへどうぞ~解約時に用意するもの~
WEBからご契約のお申し込み、解約手続きがおこなえる格安SIM会社と違って、ソフトバンクを解約するにはソフトバンクショップへ行かなければなりません。必ずしもご契約したショップで解約するというルールはありませんので、お近くのソフトバンクショップをまずはお探しください。
解約するためには「運転免許証などのご本人確認書類」と「お使いの端末」、利用中の「USIMカード」が必要ですので、忘れずにお持ちくださいね。
ご利用の端末を分割払いされている方で分割支払い残高がある場合には、ご解約後も引き続いて請求されます。また、解約金は解約月のご利用料金請求と一緒に引き落されますので、解約時にお支払いいただくものがないのはうれしいですね。
ご解約手続きは基本的にご契約者本人におこなっていただくものですが、もし来店がむずかしい場合には代理人による解約もできるんですよ。代理人として来店される方は委任状やご契約者さまとの関係を証明する書類が必要になりますので、事前にご用意しておきましょうね。
代理人 | 必要書類 |
ご契約者のご家族 | 委任状
※以下の「家族を証明できる書類」が必要 健康保険証 住民票記載事項証明書 在留カード(旧:外国人登録証明書)+外国パスポート |
契約者が入所している施設関係者 | 施設関係者である証明書類 |
後見人・保佐人・補助人 | 後見人・保佐人・補助人の記載がある登記事項証明書
戸籍謄本 |
解約ではなく、他社へ乗り換えたい方は今、お使いの番号をそのまま使える「MNP」がご利用いただけますよ。次に、ソフトバンクからMNPを使ったお乗り換え方法についてご説明しましょう。
乗り換えても今使っている電話番号を使うにはどうしたらいいの?~MNP予約番号を取得しよう~
ひと昔前まではキャリアを変えると電話番号が新しくなり、電話帳に登録しているご友人や職場の方へ新しい携帯電話番号やメールアドレスをお知らせしなければなりませんでしたよね。でも、現在ではお使いの電話番号をそのままご利用いただける「MNP」を使って解約するのが一般的な方法となりました。ソフトバンクの解約タイミングとなる契約更新月の調べ方や、ご利用料金の満額請求を避ける方法をご説明したので、次はMNP予約番号の取得方法をご説明しましょう。
ソフトバンクショップ・電話でMNP予約番号を取得
ソフトバンクではMNP予約番号の取得方法としてお近くのソフトバンクショップまたは、お電話で受け付けています。お電話でMNP予約番号を取得するときは、以下の番号へお架けくださいね。
・ソフトバンクご契約端末から「*5533」へ(通話料無料)
・一般電話から「0800-100-5533」へ(通話料無料)
自動音声が流れますので、「1」を押していただきます。このさいにご契約時に決めていただいた「暗証番号」が必要です。もし暗証番号がわからない方はそのままお待ちいただいて大丈夫ですよ。「携帯電話番号ポータビリティ(MNP)お問い合わせ窓口」は、年中無休となっていますが、受付時間は朝9時から夜8時までとなっていますので時間内にお架けくださいね。
ソフトバンクショップでMNP予約番号を取得するときは、運転免許証やパスポートなどご本人様確認書類が必要になります。
お手続きはご契約者本人がおこなってくださいね。
MNPを使って乗り換えるときに注意することってある?
契約更新月内であれば解約金は発生しませんが、MNPでお乗り換えするときは手数料3,000円(税抜)がかかります。また、次のご契約を新規でご加入された場合には手数料が異なります。
・シンプルスタイル
・スマート一括契約
・みまもりケータイ
以上3つを新規でご加入いただいた場合、契約後の翌々請求月末までの手数料は5,000円になりますのでご注意くださいね。
まぁ、一般的にはMNP転出手数料として3,000円がかかると覚えておきましょう。他にも注意点があり、MNP予約番号を取得するときに、オペレーターから解約理由などを質問されます。このさいにかなりの額のポイントバックがあるなど、魅力的なサービスを提案してきます。ここで気持ちに迷いがあると契約更新月に解約が実行できなくなってしまう方もいらっしゃるようです。お電話でMNP予約番号を取得するときは「解約」という意思を強く持ってくださいね。さらに、MNP予約番号は15日の有効期限があり、この15日間でお乗り換え先へ新規ご契約を申し込んでおかなければなりません。
格安SIMへの乗り換えならネット解約の「MNP」が便利!
楽天モバイルなどWEBから申し込みをしてSIMカードが届くまで日数がかかる場合には、こうした有効期限もふまえて申し込みをしておく必要があります。そのため、以下の手順でMNPを使ったお乗り換えをおこなうとスムーズですよ。楽天モバイルを例に手順をご説明しましょう。
- MNP予約番号を電話で取得
- 楽天モバイルで料金プランを選び新規お申し込み
※この時点でソフトバンクでの通信はできなくなりますのでご注意ください。
- 楽天モバイルから届いたSIMカード挿入で利用開始
MNP予約番号はお電話で取得できるのと、楽天モバイルはWEBからお申し込みできるのでソフトバンクショップへ行かなくてよいといのは便利ですよね。しかし、楽天モバイルの場合、お申し込み時にMNP予約番号が必要なのでどうしても端末が使えない期間が発生してしまいます。申し込んでからどれくらいでSIMカードが届くのかは、ホームページから確認できますが遠方にお住まいの方で日数がかかってしまう方は、Free Wi-Fiスポットやご自宅のWi-Fiにつないでしのぎましょう。
格安SIMへ乗り換えるなら利用できる回線に注意しよう
楽天モバイルを例にあげましたが、格安SIM会社はそれぞれ大手キャリアの回線を使っており、ソフトバンクで契約した端末はソフトバンク回線を使用している格安SIM会社でしかお使いいただけません。
2018年現在、ソフトバンク回線を使用している格安SIM会社を以下にまとめてみました。
会社名 | 利用可能な端末 | 注意点 |
b-mobile(ビーモバイル) | ソフトバンクのiPhone・iPad | テザリング× |
U-mobile(ユーモバイル)S | ソフトバンクのiPhone・iPad | テザリング×
音声通話・SMS利用不可 高速通信ON/OFF未対応 |
スマモバ | iPhone6以前ならSIMロック解除なしで利用可能 | |
nuroモバイル | ソフトバンクのiPhone
※iPhone6以前ならSIMロック解除なしで利用可能 |
料金プランは2つからしか選べない |
現在ある格安SIM会社の多くはauやドコモ回線を使用しているので、ソフトバンクでご契約した端末をそのまま使えるMVNOはまだ数が少ない印象ですし、すべてiPhoneまたはiPadユーザーしかご利用できない状態です。こちらにあがっていない「Y!mobile」はソフトバンクの格安SIMという印象がありますが、「Y!mobile」は自社回線を使っておりiPhoneでもSIMロック解除しなければ使えませんのでご注意くださいね。
ソフトバンク回線以外の格安SIM会社へ乗り換える方法2つ
上記にあげた会社以外の格安SIM会社へ乗り換えたい…そうお考えなら2つの方法しかありません!まずはお使いの端末を「SIMロック解除」する方法と、乗り換え先の格安SIM会社で新しく端末とSIMカードをセットでご購入&ご契約する方法になります。ソフトバンクではSIMロック解除するための条件を満たしていなければなりません。
【SIMロック解除の条件】※2017年8月1日に一部条件が変更
対象となる方 | 受付条件 | 備考 |
端末を分割払いで購入された方 | 端末購入日から101日目以降より手続き可能 | 過去にソフトバンクでSIMロック解除をしたことがあり、それから101日目以降である場合は100日以内でも手続き可能 |
端末を一括払いで購入された方 | 支払い確認後より手続き可能
|
端末代金の割引サービスを利用している場合は対象外 |
SIMロック解除は2015年5月以降に購入した端末のみお手続きが可能ですので、お使いの端末購入日を一度ご確認ください。また、ソフトバンクのホームページにSIMロック解除対象端末が掲載されていますので、チェックしてみましょう。もし2015年5月以前に購入されている場合には、乗り換え先の格安SIM会社で新規で端末をご購入いただくのがおすすめですよ。
まとめ
いかがでしたでしょうか。ソフトバンクの解約方法や解約金、MNPを使ったお乗り換え方法などおわかりいただけましたでしょうか。あわせてこちらでは、解約金をおさえるプラン変更の方法やソフトバンクユーザーがスムーズに格安SIM会社へお乗り換えできる情報もご紹介させていただきました。格安の料金プランが魅力の楽天モバイルは、SIMロック解除をおこなわなくても「端末+SIM」がお得な料金となっています。
ソフトバンクのように各都市にショップをかまえているので、知識をお持ちでなくても疑問があればすぐに聞けるというのは安心ですね。解約方法などいろいろ手続きが面倒だと迷っていた方も、こちらの記事を参考にソフトバンクの解約・MNPを使ったお乗り換えをして、通信費の削減につなげてみてくださいね。