楽天がキャリア事業に参入決定!開始はいつ?参入で市場はどうなる?

楽天市場や楽天トラベル、携帯では楽天モバイルを運営する「楽天グループ」。そんな楽天が、突如、大手携帯市場に参入することを発表しました。楽天が目論む今後の成功ルートはどのようなものなのか?また、楽天がキャリアに参入することで、今後業界はどのように変わるのか?現在、格安SIMとして発表している楽天モバイルと同時に将来予測をしていきましょう。

2017年12月14日楽天がキャリアへ参入を発表!

2017年12月14日、楽天グループの取締役会にて、楽天が携帯キャリアに参入することを発表しました。キャリアとは、auやドコモ、ソフトバンクなどの携帯通信事業を展開する会社のことです。つまり、楽天は、上記3つのキャリアに続く第4の通信事業者を目指すことを表明したことになります。

実は既に「楽天モバイル」というサブキャリアを提供済

楽天には、同社が提供する「楽天モバイル」という携帯事業サービスが存在します。いわゆる格安SIMと呼ばれるものですね。格安SIMは、大手キャリアとは全く別のタイプに分類され、月額の料金が5分の1から8分の1程度に抑えられることで、現在も契約者数を伸ばし続けています。そして、これから楽天が目指すのは、こうした楽天モバイルのような格安SIMとは別物です。ドコモやソフトバンクなど大手キャリアが提供するような、「高額だけで質の良いサービス」ですね。

大手キャリアはどこも独自で設備投資を行い通信環境を整備しています。一方、格安SIMは、大手キャリアから設備の一部の通信環境を借りて運営を行っています。自分の会社で設備を維持する必要がないので、月々の料金が「格安」なのですね。上記は大手キャリアや格安SIMと呼ばれていますが、難しい言い方をすると前者は「MNO」、後者を「MVNO」と言います。簡単に言うと、MNOが貸し手、MVNOが借り手です。楽天がキャリアに参入するということは、今までのMVNO事業からMNO事業へ格上げを行うことを意味します。

では、楽天が格上げすることで携帯市場はどうなるのか?また、楽天モバイルは今後どのような立ち位置になるのでしょうか?順番に予想してみましょう。

楽天がキャリアに参入すると、今後携帯市場はどうなるのか?

楽天が、12月14日の取締役で公表した通り、MNOへの格上げが行われると、今後携帯市場はどのようになるのでしょうか?今後のことは誰にも分からないため、ここからは筆者の予想となってしまいますが、現在の大手キャリアと格安SIM(MVNO)の立ち位置も少しずつ変わっていくのではないでしょうか。

現行の楽天モバイルはサブブランドになる可能性も

楽天には、「楽天モバイル」という格安SIMサービスがあります。大手キャリアに比べて圧倒的に月額料金が安く、お得に使える携帯事業者のことですね。楽天がMNOへ格上げすることで、現行の楽天モバイルというMVNOは、サブブランドになる可能性があります。

既に、MNOがMVNOに対してサブブランドの位置付けにする試みは行われています。例えば、ソフトバンクのサブブランドは「Y!mobile(ワイモバイル)」です。auのサブブランドは、「UQmobile(UQモバイル)」ですね。意外と知らない方も多いのではないでしょうか?楽天がMNOを本格的に開始することで、今後、独自の設備開発なども進んでいくと思われます。すると、今度は楽天自身が、「設備を借りる側」から「設備を貸す側」に回ることも可能です。

現在、楽天モバイルはドコモから通信環境を借りて運営していますが、将来は、楽天自身から通信を融通し、もしかしたら、他のMVNOに向けて通信環境を貸し出すかもしれませんね。その状況によって現在の携帯価格にはあまり大きな影響は見られないかもしれませんが、各事業者によって利用できる端末がガラッと変わる可能性もあり、ユーザーの負担増が危惧されるでしょう。

大手キャリアと同じリングで戦うのは難しい

楽天は、今後、4G規格の通信設備を整えていくのは、現実的に見て難しいと思われます。その理由は二つ。

・既に大手キャリアが4Gの設備を独占している

・数兆円規模の費用がかかる

ドコモやソフトバンクといった大手キャリアは、4G回線に関する通信設備を全国各地に配備し、独占状態を続けています。そして、次に目指すのは2020年に開始が予定されている5G通信規格ですね。そうした競争の激しいリングに、今さら楽天が参入したとしても果たして勝算があるのかというと、極めて難しいという結論しか出ないでしょう。

大手キャリアは、4G通信を各家庭に安定して配信するために、これまで数兆円規模の投資を行ってきました。楽天は「2019年のサービス開始時までに2,000億円、2025年までに最大6,000億円を捻出する」と発表していますが、金額から見ても、スケールの小ささが垣間見えてしまいます。

「まずは1500万人のユーザー獲得」を標榜する楽天ですが、大手キャリアの契約数は、ドコモで7,536万、auは4,966万、ソフトバンク3,910万と、現在の携帯市場は既に3社が寡占している状態です。

もし、1,500万人の加入者を見込むのなら、それ相応の設備投資が必要でしょう。もちろん、回線が安定しないことには、加入者の離反を招いてしまいます。

楽天だけでなく、他のMVNOの動向も要注意!

楽天がMNOへの参入を発表したニュースを主眼に、今回は楽天について紹介してきましたが、今後は、他のMVNO(格安SIM事業者)の動向にも要注意です。例えば、イオングループが提供する格安SIM「イオンモバイル」。日本を代表する企業だけあって、資本力も楽天に引けを取らないほどのスケールがあります。もし、今後、こうしたMVNOが雪崩のようにMNOへの参入を発表すると、携帯市場は激変する可能性が高いでしょう。今後の業界ニュースは注意深く見守る必要があります。

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